2023.12.27テント
【約30〜40年】テント倉庫の鉄骨寿命と、長く使うためのメンテナンスについて解説
テント倉庫の屋台骨となっている鉄骨フレームにも、目安の耐用年数があります。
しかし、外的な環境や、膜材の劣化によってもその寿命は変動することをご存知でしょうか。
そこでこの記事では、鉄骨フレームの耐用年数と、長く安全に使うためのメンテナンスについてお伝えします。
大きく異なる膜材寿命と鉄骨寿命
一般的なテント倉庫は、土台となる「鉄骨フレーム」に、「膜材(テント地)」が上にかかることで形がつくられています。
膜材は紫外線や直射日光を浴びる機会が多いこともあり、耐用年数の目安は10年〜20年程度とされています。
環境によって大きく変わる膜材の耐用年数については、こちらの記事で詳しく解説しています。
テント倉庫用幕材の耐用年数は何年?劣化を防ぐメンテナンス項目も紹介
鉄骨寿命は30年〜40年程度
一方で、テント倉庫の骨組み部分は、一般的に30年〜40年ほど使用できるとされています。
使用されている鋼材は、安全性を定めた国家規格「日本工業規格(JIS)」に該当する基礎材料です。
規定に沿った鋼材だからこそ丈夫な耐久性が認められていますが、近年では新しい素材の研究によって、さらに長い寿命を実現する可能性も出てきています。
外部環境で鉄骨の寿命が短くなることも
しかし、立地や気候などの外部環境によっては、もっと早いタイミングで交換が必要になることもあります。
例えば、潮風が発生する場所では、鉄骨に錆が発生してしまう可能性も。
先に影響を受けやすいのは膜材ですが、そのダメージは鉄骨にも及ぶことがあります。
このように、立地や気候条件によって耐用年数は大きく変動します。
環境によって、どのような構造でどのような資材が適切か、業者に相談しながら選定することが大事です。
気をつけたいメンテナンスのポイントについて解説
テント倉庫の耐用年数を延ばすためには、こまめなメンテナンスが欠かせません。
そこで、普段から気にしたいチェックポイントをご紹介します。
1.骨組みの変形
ダメージを受けているフレームの中には、骨組みが曲がったり変形しているものも存在します。
そのまま使っているとテント倉庫が倒壊してしまう可能性もあります。
接合部や脚元のボルト、ブレース類にも緩みがないか、定期的に点検することが重要です。
2.骨組みの錆
鉄骨の錆も気をつけたいポイントです。
錆びた状態をそのままにしておくと、テント倉庫自体の強度が弱くなってしまいます。
特に、海が近い立地は錆びやすい傾向があるので、こまめにチェックしてあげることがポイントです。
3.膜材の損傷
そして、膜材の損傷が骨組みへのダメージにつながることもあります。
例えば、生地が破れてしまっていると、その箇所からフレームに直射日光が注がれる可能性も考えられます。
できるだけフレームに外的要因を与えないようにするために、外側の膜材にもケアが必要なのです。また 、台風のときや強風時に入口を閉めておくことで、劣化した生地が空気圧等で破損することを防ぐこともできます。
精密な点検を行うのは10年に1回?
普段からこまめなチェックやメンテナンスは行っていた方が良いですが、さらに細かい点検を実施することでテント倉庫を安全に使用できます。
例えば、テント倉庫の膜材は耐用年数がおおよそ10年〜15年です。
これに合わせて、鉄骨の細かい点検も一緒にやってしまうと効率的です。
目視では確認できない劣化ポイントが出てくるかもしれません。
膜材・鉄骨ともに、目安の耐用年数に縛られない早期の修繕や買い替えを心がけましょう。
【お問い合わせはこちらから】テント倉庫のご相談もお任せください
鉄骨の寿命は30年程度と長く設定されていますが、外的要因や膜材の劣化によっても大きな影響を与えてしまいます。
もし、テント倉庫でメンテナンスが必要な場合は、専門の業者にご相談ください。
私たち石川株式会社は、膜材の選定から施工業者のご紹介など、これまでのノウハウを活かしたご提案を強みとしています。
テント倉庫を長く安全に使用されたい方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
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