石川株式会社、細川産業株式会社は共に戦後の高度経済成長時代に設立された、
重布を中心とした繊維資材とその関連商材を取扱う会社です。
重布というと一般の方にはなかなか耳慣れない言葉ですが、
我々の扱う繊維資材は以下のような用途で日頃より皆様にご利用いただいております。
日頃一般の方が意識してご覧になるものではないかもしれませんが、
半世紀以上も前から重布は様々なシーンのかなり身近なところで皆様のお役に立っております。
石川株式会社は祖父の利男が太平洋戦争の兵役から戻った後に、
当時最も注目されていた繊維業界に参入したのが始まりだと聞いております。
利男は60歳という若さで他界しますが、その後を父の和男が継承し、
昭和のバブル景気に乗っかる形で会社は大きくなっていきました。
幼少期の私は、実家の隣の倉庫に山積みにされた反物の上を土足でよじ登って遊び、
反物に足跡を付けて何度も親や当時の従業員の方に怒られていました。
その反物は毎日のように新しいものに入れ替わり、
また汚して私が怒られるというルーティンが成立する程でしたから、
当時から重布のニーズは相当高かったのだと思われます。
バブルの崩壊、リーマンショックといった経済危機に見舞われても、
得意先、仕入先の皆様のご支援により乗り越えることができました。
その後平成22年の細川産業株式会社との業務提携を機に、これまでの東日本に加え、
新たに西日本のたくさんのお客様との接点を持たせていただくこととなりました。
さらに平成28年には株式会社豊理商会から事業を引き継ぐこととなり、
石川・細川・豊理という3社の人材、経験、実績、ノウハウ、そして理念を融合させることで、
現在の石川株式会社、細川産業株式会社は成り立っております。
時代のニーズに合わせ、重布の機能性も年々向上し続けており、
より広範囲な事業・用途をカバーできるようになっています。
長年にわたる経験、実績、ノウハウと重布の持つ多様な機能性を最大限に活かし、
これからもより一層社会に貢献できる会社になることを目指して参ります。
今後とも変わらぬお付き合い、またご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。