2025.06.07シート・生地
【断熱シートと遮熱シート】どちらがいい?工場や倉庫での選び方を解説

断熱シートと遮熱シート、どちらを選ぶべきかお困りではないでしょうか?
この記事では2つの違いを解説し、夏場の工場や倉庫の高温対策にはどちらが効果的か、活用シーン別に選び方をご紹介します。
6月から熱中症対策の義務化も始まりましたので、ぜひ参考にしてください。
夏場の温度上昇対策なら遮熱シートがおすすめ

まず結論からお伝えすると、
暑い時期の高温・熱中症対策には、断熱シートよりも遮熱シートの方が相性の良いケースが多いと言えます。
断熱シートは内部の熱を逃がしにくくする性質がありますが、「熱が建物に入ってくる前に防ぐ」という効果は、遮熱シートの方が即効性があるからです。
特に、屋根などに日光が直接当たる場所では遮熱シートを推奨しています。
それでは、2つのシートの異なる性能について解説します。
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断熱シートと遮熱シートの違いとは?

遮熱シートは「入ってくる熱を防ぐ」という特徴があるのに対して、断熱シートは「伝わる熱」を止めるという性能を持っています。
これらを理解したうえで、建物に導入するシートを検討するようにしましょう。
輻射熱を跳ね返すのが遮熱シート
はるクールなどの遮熱シートは、太陽光などの輻射熱と呼ばれる熱を反射させることで、そもそも熱が内部に入るのを防ぎます。
アルミ箔などの表面処理が施されていることが多く、日差しの当たる外部や屋根の上に設置されるケースが多くあります。
断熱シートは「対流熱」や「伝導熱」に効果を発揮
一方で断熱材は、熱の通しを抑える素材です。
外部からの熱を室内に伝えにくくし、逆に室内の冷気や暖気を外に逃がさない役割を担います。
ウレタンやグラスウールなどをベースにした素材が多く、屋根だけでなく、壁や床に施工されることがあります。
はるクールSとAの選び方を解説

以上のように、夏場の太陽光による温度上昇には、はるクールのような遮熱シートがより効果を発揮します。
はるクールは遮熱性能を備えた建築用のアルミシート製品で、それぞれ性能・構造・用途に違いがあります。
一般的な施設にはS、高断熱が求められる場所はAを

はるクールのSタイプは単層構造のアルミ遮熱シートになっており、遮熱性に優れつつも、軽量で柔軟性が高いことが特徴です。
活用シーンとしては、
⚫️倉庫や工場、車庫などの屋根裏
⚫️プレハブや仮設建物・トイレなどの軽量構造物
⚫️施工コストを抑えたい場合や、簡易施工が求められる現場
などでは、はるクールSタイプをおすすめしています。
一方で、はるクールのAタイプは、発泡ポリエチレンをアルミで両面ラミネートしている多層構造です。
そのため、厚みや耐久性はSより高いことから、
⚫️作業所や事務所などの高断熱が求められる常設施設
⚫️冷暖房効率を重視する建物
などのケースで使用を検討されている場合は、Aタイプがより効果的でしょう。

省エネを重視するなら「断熱シートの併用」も
現場によっては、「屋外からの熱も気になるし、空調の効きもよくしたい」といった複合的なニーズを抱えるケースもあります。そのような場合には、遮熱シートと断熱シートの併用が大きな効果を発揮します。
例えば、屋根や外壁の外側には遮熱シート(はるクール)を施工し、内側には断熱材を設置することで、「熱を反射して入れず、伝えさせない」二重のバリアを構築することが可能です。
この併用によって、日中の高温による作業環境悪化を防ぎつつ、冷暖房エネルギーの消費も抑制が可能に。
熱中症対策と省エネ対策を同時に実現できるため、長期的なコストメリットにもつながります。
石川株式会社では、こうした複合提案も可能ですので、「何をどこに使えばよいか分からない」という場合は、ぜひご相談ください。
選び方や施工のご相談もお任せください
2025年6月1日からはついに、「職場における熱中症対策」が全国の事業者に義務付けられることが厚生労働省より発表されました。
労働安全衛生法の一環として、作業場所や休憩場所の確保・環境整備は必須項目となります。
弊社の強みは、上記のような課題に関しても、商品やサイズ・仕様の選定はもちろん、場合によっては施工までトータルサポートができるところにあります。
まだ、施工完了までの最速ルートもご提案ができるので、
「早め対策をしたいけど、どうすればいいかわからない、、」
とお困りの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
ネット上の情報だけではお伝えできない、お客様に合わせた解決策をご提案させていただきます。
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